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旅をするということ

2025.10.25

( Nordic Journal )




旅をするということ。
空の上を飛ぶこと。




大陸の西の果てを目指す私たちの旅は、いつも空の上から始まります。国と国のあいだ、そして惑星と宇宙のあいだを浮遊する飛行機の窓から眺める風景はいつも新鮮で、自由で、可能性に満ち溢れています。



空の上では、ひとつひとつの家や建物が街という全体に属していることがよく分かり、街だと思っていた領域はいずれ国へと変わります。国の境界もしばらくすれば雲の下に隠れて、私(たち)がひとつの星の上に存在していることを教えてくれます。

視点を上げて、広く、遠くを見ようとすると、これまで見ていた境界が徐々に薄れて消えてゆく。その切れ目ないひと繋がりの青には、地上では味わうことのできない感動が含んでいるように思えます。



同様に、「モノ」についての思いを巡らせてみます。

家が街の一部であるように、モノは常に生活の中にあります。生活の積み重ねはいずれ人生を描き、たくさんの人生が集まって文化が生まれます。

近くで見ればモノはモノにすぎないのでしょうが、遠くから見ようとすると、それはモノだけではなく生活のことでもあり、文化のことでもあるのです。



lumikkaとして、私たちが向き合おうとしているのはモノと共にある人の生活や文化そのものです。だからこれからも、旅を介して視点を広げたいと思っていますし、その視点をもとに新しい活動をつくっていきたいとも思います。

旅をするということ

( Nordic Journal )

2025.10.25

Text & Photography : lumikka