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ヘルシンキの壁と窓
2025.11.29
( Nordic Journal )
中と外、家と街。
「壁」が隔てる境界と、「窓」がつなぐ二つの世界。


相反するような壁と窓。しかし、街から見ればそれらはひとつの平面にあり、生活の背景として、そして物語の舞台として日常に溶け込んでいます。
ヘルシンキの「壁と窓」を探す旅へ出かけてみます。




ヘルシンキの西側にある水辺の地区の壁と窓。この地区は、中心部と違って新しい建物が多く、どれも似たような雰囲気をしています。軒がなく、全体的にすっきりとしているところも特徴的。
続いて、中心部にあるブレヴァルディ通りの壁と窓。トラムの走るこの道にはたくさんの樹木が植えられており、夏には緑が、秋には紅葉が街の風景に彩りを添えてくれます。







木漏れ日の下に人びとは集い、壁には静謐な光と影が映し出されます。人と街、自然は美しい調和を保ちながら。




二つの辺が連続的に交わる街角もまた、魅力な場所のひとつ。街のアイコンとなります。



湾曲した窓は石造りならでは。ヨーロッパ“らしい”と感じられる街の雰囲気をつくるのは、このポップな窓なのかもしれません。





ヘルシンキの街歩きが楽しいのは、狭い範囲の中で街の雰囲気が劇的に変わるからかもしれないと、ふと思いました。
色彩を欠く北欧の冬を彩るのは、カラフルな街の壁であり、そして街の人びとの装いなのでしょう。
ヘルシンキの壁と窓
( Nordic Journal )
2025.11.29
Text & Photography : lumikka